「無始已来 謗法罪障消滅 今身より 佛身に至るまで 持ち 奉る 本門の本尊 本門の戒壇 本門事行 八品所顕 上行所伝 本因下種の南無妙法蓮華経」
無始已来(むしいらい)
始まりが無いほどの昔から、今日に至るまで……。
謗法罪障消滅(ほうぼうざいしょうしょうめつ)
法を謗(そし)り、多くの罪を重ねている。
こうした罪を消滅しなければならない。
今身(こんじん)より 佛身(ぶっしん)に至るまで
この世に生を受け、尊いご法に出会えた今日より、種々の罪を滅し、佛の悟りをいただける身になるまで……。
持(たも)ち奉(たてまつ)る
以下のことを、受け持ちます。
本門(ほんもん)の本尊(ほんぞん)
信仰の対象である、本門の「本尊」。
本門とは、一言で言えば正しい、ということです。
本門(ほんもん)の戒壇(かいだん)
戒壇とは世間で言う仏壇で、修行の場。即ち、正しい修行の場を言います。
本門事行(ほんもんじぎょう)
事行とは精進。即ち、正しい精進を言います。
八品所顕(はっぽんしょけん)上行所伝(じょうぎょうしょでん)
法華経二十八品の内、第十五より二十二までの八品において顕された、久遠の昔からの弟子「上行菩薩」に伝えられたところの……。
本因下種(ほんにんげしゅ)の 南無妙法蓮華経
久遠の昔、釈尊も修行し(本因)、 本佛(本果)となり、さらに人々に授けた(下種)ところの南無妙法蓮華経。
※南無妙法蓮華経は、久遠の昔から実在する宇宙の真理であり、大いなる存在。本佛釈尊の一切のものを救わんとする慈悲と、智慧と、功徳が全ておさめられている大法です。