三世日正(にっしょう)上人

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昭和14年(1939)7月12日、父・二祖、母・瑗枝(てるえ)の下、誕生。幼名「正信」。
昭和29年(1954)11月13日、出家得度(15歳)。
早稲田大学法学部を卒業後、法華宗興隆学林に学ぶ。
昭和49年(1974)6月14日、会長就任(34歳)。「現楠(げんなん)」と改名。
平成2年(1990)1月、法華宗責任役員就任(51歳)。
平成13年(2001)4月28日、大本山鷲山寺第99世貫首就任。「日正(にっしょう)」と改名(62歳)。
日正上人は、得度以来、法歴60年に及ぶため、鷲山寺貫首10年間を中心に列記します。

  1. 平成13年(2001)7月
    50年ぶりに「ケーサン忌まつり」を復活。
    ケーサン忌とは、開山忌の方言。鷲山寺開山・日弁聖人を祀るお祭り。
  2. 同年9月
    「日蓮大聖人立教開宗750年大法要」(宗門主催・於東京国際フォーラム)。
    全国から数千人の僧侶、檀信徒が参集。
    鷲山寺ならではの特色を出すべく、100年ぶりに「鷲巣(わしのす)のお祖師さま」が東京へご出座。
  3. 平成14年(2002)4月
    「日蓮大聖人立教開宗750年大法要」奉修。多数の僧侶、檀信徒が参集。
    大聖人御立像、梵鐘再鋳、大聖人・日弁聖人御一代レリーフ、日弁聖人・小早川内記氏胸像、歴代貫首墓所整備、植栽など、法要を営むにあたり山上の大整備。
  4. 同年6月
    2泊3日にわたり、「法華宗青年会連絡協議会」主催による「暁天(ぎょうてん)唱題行」が営まれ、全国より、多数の青年僧が初めて鷲山寺に参集。
  5. 平成15年(2003)8月
    法華宗第125代管長就任。
  6. 平成17年(2005)6月
    大本山鷲山寺「法華会館」落成。
  7. 同年10月
    「興隆学林」学林生の練行が、初めて開催。
  8. 平成18年(2006)4月
    鷲山寺貫首、再任。
  9. 平成20年(2008)8月
    法華宗第129代管長就任
  10. 同年9月
    「教師養成特別講習会」が、初めて開催(5泊6日)。
  11. 同年同月
    本門佛立宗講有(こうゆう)・小山猊下他、佛立宗本山・宥清寺(ゆうせいじ)役職員を案内し、本興寺(ほんこうじ)訪問。
    法華宗から佛立宗が袂(たもと)を別って以来、実に60数年ぶりの両本山の再会であった。当に歴史的瞬間であった。
  12. 平成22年(2010)6月
    宮城県角田市で営まれた、鷲山寺・宥清寺による日弁聖人700遠忌大法要も、特筆すべき出来事であった。
    今では宗派を異にするが、同じ日弁聖人を御開山とする両本山が共に手を携え法要を修するという、これまた歴史的瞬間であった。
  13. 平成23年(2011)4月27日
    10年間の鷲山寺貫首を退任。